うつ病は母から娘にうつるのか?

From:宮里竹識
下北沢のオフィスより、、
”うつ病は遺伝する”
たまに耳にするうつ病遺伝病説です。
なぜこのようなことが言われるのかというと、
うつ病を発症して治療が長引くと家族もうつ病になるというケースが
あるからです。
本当にうつ病が遺伝するかについては
ある程度研究が進められています。
動物実験では、
母親が妊娠中にストレスにさらされると
女の子の赤ちゃんの脳に影響があることが分かりました。
とくに感情コントロールの役割を担う大脳皮質・辺縁系に影響するそうです。
この大脳皮質・辺縁系は、うつ病にも関係する脳器官と言われています。
また、カルフォルニア大学のフミコ・ホーフト教授の研究チームは、
MRIを使って35家族の皮質辺縁系の石灰質の容積を計測する
実験を行いました。
その結果、母と息子・父と息子・父と娘に比べて
母と娘の間で石灰質の容積に類似性があることが分かりました。
これらのことから、
母がうつ病だと遺伝的に娘もうつ病になりやすいという説もあります。
私は遺伝子学の専門家ではないので、
このようなうつ病遺伝説がどこまで信憑性があるか判断できません。
ただ、誤解しないでほしいのは、
うつ病の発症は遺伝のみで決まるというわけではないということです。
うつ病はストレスを溜め込んで起きる脳の病気ですので、
遺伝よりも仕事や家庭環境、人間関係、これまでの人生経験
といったことの方がうつ病発症の要因としては大きいのです。
私たち全国障害年金パートナーズには多くのうつ病者さんから
障害年金の相談がありますが、うつ病発症の原因をヒアリングしたところ、
ほとんどの原因は仕事と家庭環境です。
もう少し広めにいうと環境や人間関係が原因でうつ病になった
という人がほとんどなのです。
うつ病は本人も大変ですが、
介助する家族も決して楽ではありません。
とくにうつ病に理解のある家族ほど色々と抱え込んでしまう傾向にあります。
家族として悩み続けた結果、
自分もうつ病になってしまうという家族もいるのです。
私の故郷の沖縄には、
「なんくるないさぁ」
という言葉があります。
”何とかなるさ”という意味です。
うつ病の治療には”何とかなるさ”という
気負いすぎない考え方も大切ですよ。

社会保険労務士法人全国障害年金パートナーズ代表
うつ病の障害年金を2400名以上成功させた社労士
宮里竹識(みやざと たけし)は、うつ病の障害年金に特化した特定社会保険労務士です。障害年金を通じて、うつ病で働けない人に経済的な安心を届ける支援を行っています。初診日や病歴・就労状況等申立書の設計、医師診断書の記載支援など、障害年金の実務全体を一貫してサポートしています。

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