障害年金手続きにおける医師との折衝(1):診断書作成は医師にとって厄介な業務?

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うつ病をはじめとした障害年金の審査において、診断書が重要というのは何度もお伝えしているところです。
当然、診断書を作成するのは医師ということで、医師との折衝も障害年金を受給するためには大切なポイントとなってきます。
そこで、今回から4回シリーズでうつ病による障害年金を前提に、医師との折衝について話をしていきたいと思います。
第1回目のテーマは、「医師にとっての診断書作成業務」です。
障害年金はうつ病者や家族の生活に大きな影響を及ぼすものですので、ほとんどの医師は診断書の作成に真剣に取り組んでもらえます。
しかし、診断書の作成業務は、医師にとって非常にやっかいなものなのです。
【理由1】診断書の種類がとても多いこと
一口に診断書といっても障害年金以外にも多種多様で、公的なものだけでも50種類以上はあります。
その上、生命保険や損害保険等の民間保険の場合、それぞれの保険会社ごとに様式がバラバラであることを考えると、診断書の種類は何種類あるのかわかりません。
【理由2】診断書の中でも、障害年金の診断書は難易度が高い
うつ病をはじめとした精神障害の診断書は特に大変です。
発病から現在までの経緯・病歴・教育歴・病状・日常生活状況などなど、記載すべきことがたくさんあります。
一枚診断書を作成するのに少なくとも1時間はかかるそうです。
【理由3】病院の儲けにならない
診断書の作成には数千円かかりますが、他の患者の診断や治療を行えば、診断書作成の何倍も利益となります。
つまり、経済的な観点からみると、診断書作成は病院にとってはおいしい仕事ではないのです。
【理由4】余計なクレームを生む
障害年金は診断書の記載内容やちょっとした表現の違いで受給の有無が変わることがあります。
医師は障害年金の専門家ではないので、どうしても十分な内容の診断書が作成できないケースもありえるのです。
ところが、障害年金が不支給となってしまった場合、診断書の記載が原因⇒医師が原因で障害年金が不支給になったと、思わぬクレームになることが考えられます。
実際、クレームを気にして診断書の作成を無意識に嫌がっている医師もいるのです。
【理由5】そもそも忙しくて時間がない
多くの医師は多忙です。
毎日新しい患者が病院を訪れる中、その対応だけでも大変なのにこれまた時間のかかる診断書作成の依頼がくるのです。
以上のことから、医師にとって診断書の作成はやっかいな仕事だということが分かったかと思います。
それでも障害年金の受給のためには医師の協力がなければなりません。
診断書作成を依頼する際には、医師への敬意と感謝の気持ちをもってお願いし、診断書作成をサポートするために日常生活状況をまとめた文書を渡すといったことも重要になってきます。

社会保険労務士法人全国障害年金パートナーズ代表
うつ病の障害年金を2400名以上成功させた社労士
宮里竹識(みやざと たけし)は、うつ病の障害年金に特化した特定社会保険労務士です。障害年金を通じて、うつ病で働けない人に経済的な安心を届ける支援を行っています。初診日や病歴・就労状況等申立書の設計、医師診断書の記載支援など、障害年金の実務全体を一貫してサポートしています。

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