カスハラで壊れる申請の流れ
From:長塚崇宏
小田急線相模大野駅付近のスタバより、、
最近、スーパーやコンビニのレジの横に「カスハラはお断りします」という貼り紙をよく見かけるようになりました。
なんだか時代が変わったなと思います。
でも、私はこの流れにホッとしています。
というのも、私たちの仕事にも実は“カスハラ”が存在しているからです。
先日、無料電話相談を受けたときのことです。
電話の向こうの男性は、話し始めてすぐにこう言ってきました。
「俺が納得するように説明しろよ、バカがよ」
私は、一瞬、耳を疑いました。
こちらは丁寧に対応していたつもりですが、次の瞬間には「アンタ説明下手すぎるだろ。社労士ってこんなもんなのか?」と、さらに追い討ち。
10分ほど、ずっと暴言の連続でした。
私は深呼吸をして、こう伝えました。
「申し訳ありませんが、これ以上の対応は難しいので、電話を切らせていただきますね」
そして、電話を切りました。
ここで大事なのは、「暴言に耐えられなかったから」ではないんです。
むしろ、もっと根本的な理由があります。
それは――障害年金の申請には、人間関係が何よりも大切だからです。
あなたと私たちが行う、障害年金の申請は“二人三脚”で進めるものです。
あなたが語ってくれる体験や症状を、私は言葉にして、医師に伝えたり、書類に落とし込んだりします。
だからこそ信頼関係がないと、どうしても良い結果にはつながりません。
私があなたを信じ、あなたが私を信じる。
お互いが歩み寄り、協力し合ってこそ、障害年金の申請は成功するのです。
ところが、最初の段階から「バカがよ」「説明が下手だ」といった態度の方とは、どうしても“二人三脚”で進める気になれません。
たとえ依頼を受けて申請のサポートを行ったとしても、申請を進める中で暴言を吐いてくることは容易に想像できます。
そんな二人三脚、うまくいくはずがありません。
だから私は、どれだけ経済的に困っている方でも、暴言を吐いてくる方、協力関係が築けそうにない方の依頼は、丁寧にお断りしています。
逆に、少しでも「わからないので教えてほしいんですが…」と、ちゃんと相談してくれるあなたのような方には、私は全力で向き合いたい。
わからないことがあって当然です。
不安でイライラするのも当然です。
でも、その中でも「一緒にがんばっていこう」という気持ちを持てる人と、私は向き合いたいんです。
障害年金の申請は、ただの書類仕事ではありません。
人生を立て直すための、あなたとの「二人三脚」なんです。



