“お客様”呼び禁止!? 誤解されても貫く、本当のサポート
From:宮里竹識
世田谷のスタバより、、
「“お客さん”と呼ぶなんて失礼じゃないの?」
こんな指摘を受けることがたまにあります。
普通は「お客様」って呼ぶじゃないですか。
でも、私たちはあえて「お客様」とは呼ばず、「お客さん」とさん付けで呼ばせてもらっています。
(名前を把握しているときは、〇〇さんと呼んでます)
なぜそんなことをしているのか。
今日はそんな話をしようと思います。
数か月前、実際にあった話です。
ある40代の男性からメールをもらいました。
そこには「うつ病で働けない状態が続き、貯金もほとんど尽きた。このままじゃ家族に迷惑をかけてしまう。助けてほしい」という切実な内容が書かれていました。
メールを読んで私も胸が苦しくなりました。
すぐに電話で話をすることに。
電話越しの彼はどこかおどおどしていて、声も小さめでした。
けれど、会話の中でふとこんな言葉が漏れたんです。
「宮里先生に申し訳ないなって思うんです。こんな自分なんか、手続きしてもらう資格あるんでしょうか……。私はただの厄介者かもしれない」
それを聞いたとき、私は「いやいや、そんなことないですよ!」と全力で答えました。
うつ病で苦しんでいる人って、どうしても自分を責めがちです。
でも障害年金を受け取れる条件の人って、本来すごく多いんですよ。
ただ、手続きの難しさや専門知識不足であきらめてしまうだけ。
そこで私たち社労士がサポートするわけですが、この「お客様と店員」みたいな上下関係があると、本当に大事なことをお互い言いづらいんです。
でも私たちは違います。
あなたの弱音や、どれだけ暗い話でも聞きます。
むしろ、それを聞かないと正確に障害年金の書類が作れないんです。
だから私が「あなた」と対等でいることが大切なんです。
上か下かという立ち位置じゃなく、一緒に問題解決に向かうパートナー。
同じ船に乗っているんですよ。
そしてその男性も、最初は遠慮がちでしたが、「お客さん」って呼ばれたことで少し肩の力が抜けたようでした。
後日、彼にこんなことを言われました。
「最初は“あれ、宮里さんってちょっと失礼なのかな?”なんて思ったんです。
でも実際に話してみて、フラットな関係で接してくれるからこそ、いままで誰にも言えなかった悩みを話せました」
そこなんです。
「失礼」じゃなくて「フラット」。
これが重要です。
障害年金の手続きって、主治医とのコミュニケーションもそうですが、すごく細かい情報が必要なんですよ。
日常生活の様子、どういうときに動けなくなるか、家族との関係はどうか……。
そういうことを、あなたには隠さず正直に伝えてほしいんです。
でも私の態度が堅苦しかったり、あなたを見下すような雰囲気を出していたら、話しづらいですよね?
だからこそ「お客様」ではなく「お客さん」と呼ぶことで、少しでも「対等感」を醸成したいんです。
ここでちょっと視点を変えますが、「自尊心」って大事だと思いませんか?
たとえ病気で動けなくても、あなたの価値が下がるわけじゃない。
私たちは専門家として報酬をいただき、あなたは情報を提供してくれる。
お互いに持っているものを交換して結果を生み出す。
それが本当の意味でのパートナーです。
もし今、あなたがうつ病の症状で経済的に追い詰められているなら、ぜひ障害年金を活用してほしいんです。
実際、うつ病であっても年間で100万円以上の障害年金を受け取れるケースは珍しくありません。
一度受給が決まれば安定した支給が続くので、治療に専念できるメリットが大きいんですよ。
とはいえ、障害年金の手続きはとても複雑です。
書き方や書類の準備方法一つで結果が変わる場合もあるので、専門知識がないとなかなかハードルが高いですよね。
だからこそ私たちがいます。
「あなたは私たちの大切なパートナー」です。
それは言葉だけじゃなく、実際に対等な関係で一緒に書類を作り、主治医への相談方法も考え、やるべきことをしっかり進めるからこそ成功率が高まります。
一緒にゴールを目指しましょう。
あなたは一人じゃありません。
もし「ちょっとだけ話を聞いてもらおうかな」「本当にうつ病でも年金が受け取れるか知りたい」と思ったら、遠慮なく声をかけてください。
私たちは、あなたと一緒に進む準備ができています。
お客さんとの関係に、上下はありません。
パートナーとして、あなたが安心して休める日々を手にしてもらいたい。
それが私の心からの願いです。
うつ病で苦しむ人が、安心して休める社会をつくる_宮里竹識(みやざとたけし)



