自己啓発セミナー、悪くない。でも、あの“ノリ”が苦手です
From:長塚崇宏
小田急線相模大野駅付近のスタバより、、
人生で初めて自己啓発セミナーに参加したのは、仲の良い友人の強い勧めがきっかけでした。
「本当にいいから!絶対変わるから!」と言われ続け、まあ1回くらいなら…と軽い気持ちで参加することにしました。
会場に入った瞬間、空気が違うと感じました。
みんな笑顔で、目がキラキラしていて、「ようこそ!」と満面の笑みで迎えてくれます。
雰囲気はまるでテーマパーク。
ここだけ、違う世界に来てしまったような錯覚さえ覚えました。
セミナーが始まると、講師の人が大声で語り出し、参加者も「うん!」「その通り!」と大きくうなずく。

正直、最初は圧倒されっぱなしでした。
途中、「じゃあ、隣の人とハイタッチして!」という指示が飛び、私の隣にいた初対面の男性が満面の笑みで手を出してきました。
戸惑いつつも応じたけれど、なんだか浮いてる感じがして、手のひらが少しだけ冷たくなっているのを感じました。
そして、その日の終わりには、いかにこのセミナーが素晴らしいか、次のステップがどれだけ重要か、そして「周りの大切な人にも伝えよう」という話が繰り返されました。
まるで宗教のような熱量に、私は心のどこかで「ちょっと違うな」と感じていました。
セミナーを終えた帰り道、友人に「どうだった?」と聞かれました。
正直に「悪くはなかったけど、ちょっと濃すぎたかな…」と伝えると、少し寂しそうな表情をして、「そっか…でも絶対また来たくなるよ!」と。
それ以降、何度かセミナーの案内が届くようになり、参加していないことに対する“気まずさ”のようなものも生まれてきました。
セミナーは良いことを言っている。
人を励ます、前向きにする、悪いものじゃない。
でも、全員がその空気に馴染めるわけじゃない。
たとえるなら、夏祭りの盆踊り。
みんなが輪の中で楽しそうに踊っているけれど、自分だけがその輪に入りきれず、屋台の隅でたこ焼きを食べながら眺めているような…そんな感覚でした。

この経験を通じて感じたのは、「良いもの」でも、「全員に合うものとは限らない」ということ。
押しつけられた時点で、どんなに素晴らしい内容も拒絶反応が出てしまうんですよね。
そして、これは障害年金にも通じる話だと思いました。
私たち全国障害年金パートナーズも、うつ病で働けない方に「障害年金という選択肢がありますよ」とお伝えしています。
でも、無理に押しつけることはしません。
どんなに良い制度であっても、「今の自分には合わない」と思う方に、無理に勧めることはしないんです。
だから、あなたのタイミングでいいんです。
「ちょっと話だけ聞いてみようかな…」くらいの気持ちで構いません。
無料の電話相談も行っているので、気軽に話しかけてください。
無理に“輪の中”に入る必要なんてありません。
自分のペースで、自分の気持ちを大切にしていきましょうね。



