認知療法と行動療法について

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1.認知療法と行動療法


【認知療法とは】
認知療法とは、認知(考え方)の改善を目指す治療法です。
うつ病者の心の中には
「私なんて生きてる価値もないんだ」
などといった認知のゆがみがあるという想定にたち、
そのゆがみを修正することで問題を解決しようとするものです。
【行動療法とは】
行動療法とは、文字通り行動面に働きかける治療法です。
うつ病者の行動の中には、
「人が大勢いるから電車には乗らない」
といった不合理な行動がくせになっていて
生活する上で支障が出ています。
健常者とは違う特定の条件下で行動が変化することから、
条件を段階的に変化させることで行動を変え、
問題を解決しようとするものです。
この認知療法と行動療法は表裏一体となっており、
その両方をバランス良く行うのが認知行動療法となります。
 

2.認知行動療法の効果


認知行動療法は薬と同等かそれ以上の効果があるとされています。
多くの臨床研究により、
うつ病に対して高い効果を発揮するという
化学的根拠が示されています。
そのため、イギリスやアメリカでは
認知行動療法は、うつ病治療の第一選択とガイドラインで定められています。
もちろん、認知行動療法が効果的だからといって、
薬物療法が不要というわけではありません。
軽度のうつ病をはじめて発症したときや
薬を飲むことに抵抗がある場合などは
認知行動療法からはじめると良いでしょう。
一方、焦燥感や希死念慮・不安・意欲減退といった症状が強く出ている場合は
薬物療法で激しい症状を最初に抑えるという選択肢もあります。
もちろん、認知行動療法と薬物療法を併用するというのも
効果的だといわれています。
 

3.まとめ


認知行動療法は、認知療法と行動療法の二つを取り入れた考え方で、
うつ病に対する治療効果も化学的に実証されています。
薬物療法とうまく使い分けたり併用して行うことで
より高い治療効果が望めます。
ただ、日本において認知行動療法は
アメリカやイギリスほど浸透していません。
認知行動療法にかかる費用が高いというのも、理由の一つです。
効果実証済みの認知行動療法、
日本でももっとお手軽に取り組めるようになってほしいものです。

社会保険労務士法人全国障害年金パートナーズ代表
うつ病の障害年金を2400名以上成功させた社労士
宮里竹識(みやざと たけし)は、うつ病の障害年金に特化した特定社会保険労務士です。障害年金を通じて、うつ病で働けない人に経済的な安心を届ける支援を行っています。初診日や病歴・就労状況等申立書の設計、医師診断書の記載支援など、障害年金の実務全体を一貫してサポートしています。

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