「正義」を貫けば救えない——だからグレーゾーンに踏み込んだ!
From:宮里竹識
世田谷のスタバより、、
午前3時――フロアに響くのはエアコンの低い唸りだけ。
暗い窓ガラスに映る自分の顔は少しやつれて見えました。
私はパソコンの前で、ある重大な選択を迫られていました。
ケースファイルNo.742、依頼者は40代の男性Bさんです。
七年間うつ病で働けず、貯金はわずか3万2千円。
「来月の家賃が払えません」と震える声で相談を受けました。
提出予定の診断書は、ほぼ完璧に見えました。
――ただし、一か所。
「就労状況」の欄が空白のままです。
通常なら無職と書いてあれば、審査官の目はやさしくなります。
しかしBさんは、一度だけ知人のお店を手伝っていました。
お礼として1万円を受け取ったそうです。
「何もしないと不安で…」と、彼は肩を小さくすくめました。
私は迷いました。
無職と書けば審査に通りやすい。
でも、真実をねじ曲げれば違法です。
一方で「働いている」と書けば、「就労できている=障害は軽い」とみなされ、不支給になる公算が高い。
壁際のホワイトボードには「正しい道を選ぶ」と太字で書いてあります。
これは私たちの揺るがない合言葉です。
しかし私は、その下に赤いマーカーで新しい言葉を書き足しました。

「うつ病で苦しむ人が安心して休める社会を作る」
私はモニターを見つめながら、病歴・就労状況等申立書という書類に病気の症状や日常生活にどのような不便が生じているかなどを入力していきました。
一度だけ知人のお店を手伝ったことについては、何も触れないまま書類を書き上げました。
働いていない、と書類に書けば嘘になる。
だからそんなことは書けません。
代わりにお店を手伝ったことを書かない、という選択をしました。
これは、グレーゾーンだといえます。
人によっては、このようなやり方は不適切だと言うでしょう。
でも、私はグレーゾーンに踏み込みました。
少したとえ話をさせてください。
あなたは大きなショッピングモールで迷子になった経験がありますか?
正面玄関は閉まっていても、非常口から外に出られることがありますよね。
障害年金の手続きにも似た構造があります。
正面(正攻法)だけを探していると行き止まりになりますが、非常口(グレーゾーン)を知っていれば、安全にゴールへたどり着けるのです。
私はその非常口の位置を、隅々まで把握しています。
世の中は灰色でできています
白か黒かだけで完結する問題は、実はほとんどありません。
法律の条文が厚いのは、現実が複雑だからです。
障害年金もまったく同じです
審査官は「年金制度を守る番人」としてグレーを嫌います。
それでも制度の中には必ず“解釈の幅”が用意されています。
そこを正しく使うことこそ、私たち専門家の使命です。
では、依頼者Bさんの結果はどうなったのでしょうか?
無事に年金が決定しました。
月額は9万6千円です。
初回の振込額には過去分も加算され、148万円がBさんの口座に入りました。
電話口でBさんは嗚咽をこらえながら「生きていてよかった」とつぶやきました。
私はマイクをそっとミュートにし、深く息を吸いました。
<あなたへ伝えたい三つのこと>
1. 書類一枚で未来が変わる
うつ病による障害年金は、表現の一行で天国と地獄が分かれます。
2. 医師も年金事務所も、“非常口”は教えてくれない
彼らの仕事は線引きであって、抜け道の案内ではないからです。
3. だからこそ、私たちがいる
私たちは10年間、一度もペナルティを受けずにグレーゾーンを渡り切ってきました。
安全ロープを結んだまま崖ギリギリを歩く方法を熟知しています。
「宮里先生、これは違法になりませんか?」
安心してください。
私の基準は、
「違法ラインを一歩でも越えない。ただし、合法の端まで使い切る」
ことです。
経済的不安で夜中に目が覚めるあなたへ。
まずは私たち全国障害年金パートナーズに連絡ください。
グレーゾーンに踏み込む勇気は、あなたの代わりに私が引き受けます。
――コーヒーの香りが残るオフィスで、あなたからの連絡をお待ちしています。
うつ病で苦しむ人が、安心して休める社会をつくる_宮里竹識(みやざとたけし)



