「体調不良です」と言うのが、怖かったことはありませんか?
From:佐々木仁志
川越市内のオフィスより…
先日、私は会社を休みました。
理由は、体調が悪かったからです。
とはいえ、うちの会社は在宅勤務なので、わざわざ電話をかける必要はありません。
チャットアプリに「今日は体調がすぐれないため、お休みをいただきます」と一言入れるだけ。
本当に、それだけのことでした。
でもその一言を書いて、横になったあと——
私は、少し涙が出ました。

「……本当にありがたいな」
そう思ったんです。
安心して「休みます」と言える。
たったそれだけのことが、どれほど貴重で、心を救うことか。
私はこれまで、その“逆”の経験ばかりしてきました。
たとえば、昔いた会社。
そこは「体調が悪いので休みたい」と伝えることすら、恐怖に感じるような場所でした。
「伝えにくい」どころじゃない。
怖くて、絶望的で……そんな言葉のほうが正確かもしれません。
だから私は、よくこう言っていました。
「家族が体調を崩しまして…」
本当は、自分がしんどかったんです。
でもそれを正直に言うことができなくて、いつも“誰かのせい”にしていました。
なぜなら、その会社で「自分の体調が悪い」と伝えると、決まってこんな言葉が返ってきたからです。
「気合いで来い」
「おまえの仕事は誰がやるんだ。他の人に押しつけるのか? みんな忙しいんだぞ」
そんなふうに、休むことがどれだけ“悪いこと”なのか、たっぷり説教されたあと——
「まあ、わかったよ」
「おまえの仕事はみんなで割り振っておく。…でもな、『みんなに迷惑かけた』ってことだけは覚えておけよ」
で、電話はガチャリと切られます。
最初は体調だけが悪かったはずなのに、電話を終えたころには心までグチャグチャにされている。
そんな感じでした。
だから私は、自分が苦しいときでも「家族のせい」にして休んでいました。
そうすれば、上司からの当たりが少しは和らぐ。
……まあ、それでも結構キツいことは言われるんですが。
でもその分、「誰が」「どんな病気で」「どんな状況か」まで設定を考えて、覚えておかないといけない。
実際には、看病されているのは自分なのに。
心配されるべき立場なのに。
その気持ちを利用してしまっている——
そんな後ろめたさと罪悪感を抱えながら、体調が戻った翌日には、また職場へ向かうんです。
会社に着けば、上司からの第一声はこうです。
「昨日は何だったんだ、あ?」
そのあと、同僚一人ひとりに頭を下げてまわる。
そんなふうに心をすり減らしながら、お客さんの前では笑顔をつくる。
……今こうして振り返ると、我ながら、よくやっていたなと思います。
実際、心を壊して辞めていった人もいました。
だから、今の会社に転職して——
安心して「休みます」と言えるようになった今。
そのありがたさを感じるたびに、昔の記憶がふとよみがえるんです。
今はもう、その会社を辞めて何年も経ちます。
でもあのときの感覚は、いまだに私の中にこびりついています。
きっと、あなたも同じような経験があるのではないでしょうか?
もう昔のこと。
今の状況はまったく違う。
なのに、心だけはあの頃の自分に縛られたまま…。
そして、今のあなたを苦しめている。
それは、決してあなたのせいではありません。
もし、その“過去の傷”がきっかけで、うつ病になってしまったのだとしたら。
障害年金という制度のことを、ぜひ知っておいてほしいのです。
障害年金は、あなたのように「働けないほどのつらさ」を抱えている方のための制度です。
いったん働くことをやめて、しっかり療養に専念するための経済的な支えになります。
あなたは、これまで本当によくがんばってきました。
もう、がんばりすぎなくて大丈夫です。
ゆっくり、じっくり、心と体を整えて。
そしてまた、あなたらしい人生を取り戻していきましょう。
そのサポートを、私たちにさせてもらえたら、とっても嬉しいです。
あなたからのご連絡を、お待ちしています。



