10 うつ病以外の障害年金
10 うつ病以外の障害年金

ここまで、「うつ病」に特化して障害年金の説明をしてきました。
しかし、長い闘病生活の中で、医師から告げられる「病名」が変わることは珍しくありません。
「うつ病だと思っていたら、双極性障害(躁うつ病)だった」 「統合失調症の症状も出ていると言われた」 「大人になってから、発達障害が隠れていたことがわかった」
診断名が変わると、なんだか自分が自分でなくなってしまうような、底知れぬ不安に襲われるかもしれません。
「私の病気は、もっと重いのではないか?」 「障害年金はもらえなくなるのではないか?」
どうか、安心してください。
障害年金は、病気の「名前」に対して支払われるものではありません。
病気によって「日常生活や仕事がどれだけ制限されているか」、その「苦しみの深さ」に対して支払われるものだからです。
ここでは、うつ病と並んで障害年金の対象となる、代表的な3つの精神疾患についてお話しします。
1. 双極性障害(躁うつ病) 〜「元気な自分」に疲れてしまうあなたへ〜

気分の落ち込む「うつ状態」と、気分が高揚する「躁(そう)状態」を繰り返す病気です。
この病気の辛いところは、「躁状態の時の自分」が、本来の自分だと思い込んでしまうことです。
元気に動き回り、買い物をして、新しいことを始める。
周りから見れば「治った」ように見えるかもしれません。
でも、その後にやってくる「うつ」の波は、以前よりも深く、暗いものです。
「あの時あんなことをしてしまった」という後悔。
使いすぎてしまったお金。
壊れてしまった人間関係。
障害年金は、そんな激しい波に翻弄され、疲れ果ててしまったあなたのための「命綱」です。
躁状態の行動で生活が破綻しないよう、そしてうつ状態の時に安心して休めるよう、経済的な基盤を作ることが何よりの治療になります。
2. 統合失調症 〜「孤独な世界」で戦うあなたへ〜
幻聴や妄想といった症状(陽性症状)だけでなく、意欲がなくなり、感情が乏しくなる症状(陰性症状)があります。
特に「陰性症状」の時期は、端から見ると「ただ部屋でゴロゴロしているだけ」に見られがちです。
しかし、あなたの内側では、嵐のような不安と、鉛のように重い体を引きずりながら、必死に一日をやり過ごしているはずです。
「誰かに見られているかもしれない」という恐怖。
「自分は価値のない人間だ」という思い込み。
その恐怖と戦いながら、社会の中で生きていくのは並大抵のことではありません。
障害年金は、そんなあなたが無理に外の世界に出なくても生きていけるよう、「安心できる居場所」を守るための権利です。
3. 発達障害(ADHD・ASDなど) 〜「普通」になろうと頑張りすぎたあなたへ〜
「空気が読めない」
「ミスばかりする」
「片付けられない」
子供の頃から、あるいは社会人になってから、ずっと「生きづらさ」を感じていませんでしたか?
実は、私たちに相談に来るうつ病の方の中には、「背景に発達障害があり、それに適応しようと頑張りすぎてうつ病になった(二次障害)」という人も多いのです。
あなたは決して、怠けていたわけではありません。
むしろ、誰よりも「普通」になろうと、歯を食いしばって努力してきたはずです。
その結果、心がポキリと折れてしまった。
障害年金では、うつ病だけでなく、この発達障害による「社会適応の難しさ」も審査の対象になります。
もう、無理して「誰か」になろうとしなくていいのです。
ありのままのあなたで生きていくためのサポートを、国から受け取ってください。
病名が何であれ、私たちはあなたの味方です

医師からどんな診断名を告げられようと、あなたの「今、働けなくて辛い」という事実は変わりません。
そして、その事実は、国に助けを求める十分な理由になります。
「うつ病」で整理するのか、「双極性障害」で整理するのか。 あるいは「発達障害」を主たる傷病として整理するのか。
その判断は、私たちが医師と相談しながら、「どの病気(傷病)を中心に扱うか」を整理し、あなたの状態に合った形で申請を組み立てます。
病名というラベルに振り回されないでください。
大切なのは、あなたが今日を生き抜き、明日を迎えるための「安心」を手に入れることです。
私たち全国障害年金パートナーズは、うつ病の障害年金を専門とする社労士事務所です。
ですが、双極性障害・統合失調症・発達障害といった精神疾患の依頼もお受けしています。
その理由は、病名が違っても、審査で見られるポイントが「精神の障害」として概ね共通だからです。
つまり、双極性障害・統合失調症・発達障害であっても、うつ病と同じレベルで障害年金のサポートができるのです。
最後に 〜あなたに「心からの笑顔」が戻るその日まで〜
ここまで、長いガイドを読んでくださり、本当にありがとうございます。
文字を読むのさえ辛かったり、途中で読むのをやめたくなったこともあったかもしれません。
それでも、ここまで辿り着いてくださった。
そのこと自体が、あなたが「今の苦しみから抜け出したい」「もう一度、自分の人生を取り戻したい」と強く願っている証拠だと、私は思います。
最後に、私(宮里)からあなたに、一つだけ伝えたいことがあります。
障害年金を受け取ることは、「逃げ」ではありません。
うつ病で苦しんでいる人の多くは、とても真面目で、責任感が強い人ばかりです。
だからこそ、障害年金をもらうことに、こんな感情を抱いてしまう人がいます。
「働かずに国からお金をもらうなんて、申し訳ない」 「みんな辛いのに、私だけ楽をしていいのだろうか」 「これは、人生の落伍者がもらうものではないか」
どうか、そのように自分を責めないでください。
障害年金は、決して「恵んでもらうお金」ではありません。 あなたがこれまで加入していた年金の権利です。
あなたは元気だった頃、働いて年金の保険料を払ってきたはずです。
その積み重ねが、今、あなた自身を救うために戻ってくるだけなのです。
「経済的な安心」は、最高の薬になります。
私はこれまで、うつ病で苦しむ数え切れないほどの人々と向き合ってきました。
そこで痛感したのは、「お金の不安」がどれほど病気を悪化させるかということです。
「来月の家賃はどうしよう」
「貯金が底をついたらどうしよう」
その恐怖がある限り、心はいつまでも休まりません。
焦って無理に復職し、また倒れてしまう……そんな負の連鎖を、私はもう見たくありません。
障害年金があれば、少なくとも「明日生きていくお金」への不安を大きく軽くすることができます。
その安心感があって初めて、本当の意味での「療養」が始まり、心が回復へと向かうのです。
面倒なことは、すべて私に押し付けてください。
このガイドで、手続きの難しさや、医師への伝え方の難しさを伝えてきました。
「やっぱり私には無理かも……」と不安になったかもしれません。
だからこそ、私たちがいます。
役所との戦い、書類の作成、医師とのやり取り。 それらストレスのかかる作業は、すべて私たち全国障害年金パートナーズが引き受けます。
あなたにしてほしいことは、ただ一つだけ。
「助けてほしい」と、私たちに声をかけること。
それだけでいいのです。
あなたはもう十分、一人で戦ってきました。
これからは、私たちが代わりに戦います。
いつかあなたが、うつ病という長いトンネルを抜け、 「あの時、あきらめなくてよかった」 と、心から笑える日が来るまで。
私たちは、あなたのそばで、全力でサポートし続けることを約束します。
まずは障害年金を受け取れるか、無料の判定から始めてみませんか?
あなたのその一歩を、私はいつでも待っています。
全国障害年金パートナーズ 代表 宮里 竹識



